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更新日: 2012年12月13日

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小学校1年生から4年生まで、仲のいいグループ内で無視されていました。それでも暫くすればまた一緒に遊ぶようになりました。
でも鬼ごっこでいつも鬼にされたり、普通の遊びの中で私はいつも何かしらの標的でした。そしてまた無視され、その繰り返しでした。

正直、私はそれがいじめであることを知りませんでした。
ある日、私がなんの気なくしたその友達の話で母がいじめに気付き、助けてくれました。

しかし中学校に入るとまた新たにいじめが始まり、相手は学年のほとんどでした。
根も葉もない噂や誹謗中傷、まるで汚いものでも扱うかのような周囲の態度。

今回は3年間親に言えませんでした。真綿で首を絞めるような毎日の中で、ただ自分の身を守ることだけを考えました。
考えた末、私は自分の感情に蓋をしました。そうする事でなるべく傷付かないように、毎日耐えていました。

しかしその方法は間違っていました。
「私ってどんな人だったっけ?」
本来の自分がわからなくなってしまいました。

中学卒業後、0からやり直したくて、中学の同級生のいない私立高校に進み、今までとは180度違う、本当に楽しい毎日を過ごしました。それでも当時の私は「多分こうだったはずの自分」でした。

私が自分自身を取り戻すのには約7年かかりました。病院にも通いました。
現在は心身共に健康で、あの辛かった日々が嘘のように、周囲にも恵まれて毎日が楽しく充実しています。

私はいじめられた事が良かったとは決して思っていません。いじめてきた人たちを許す事もできませんが、あの経験があったからこそ、より人の心に寄り添えるようになったと思います。

いじめに耐えるより辛い事は、いじめを打ち明ける事です。
親を悲しませたくないし、自分の中で必死に繋ぎ止めている細い糸が、話す事で一瞬にして切れてしまいます。
でもその辛さは一時のものです。とても勇気のいる事ですが、その先には希望があります。

今いじめに遭っている人、心の掃除と思って思い切って誰かに打ち明けてください。あなたを救ってくれる人は必ずいます。
そしてその大切な命を諦めないでください。命ある限り必ず明るい道はあります。