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更新日: 2016年4月24日

post108

つい先日15年振りに父方の祖母に会いに行きました、両親は離婚しており母に引き取られた私は父方の家には一切連絡してませんでした、だけどちょっとしたきっかけで連絡が来て今父方の祖母は脳梗塞で倒れていて施設に入居していて、私さえよければ会いに来て欲しい、とそれを聞いた時複雑でした、父親は既に離婚の原因となった不倫相手の女の人との間に子供が居るから、私が会わなくてもいいんじゃないか、とか思ったけど正直会いたい気持ちが大きく、結局会うことに決めました。

当日、施設に入居してる祖母を見た時涙が出ました、祖母は確かに元気でしたが、15年会わなかったその時間を思い知らされたような気分でした、脳梗塞の後遺症により時たま昔と今の記憶が混濁したりしましたが、私をしっかり覚えていて、成人式の写真を見せたら「可愛いね、やっぱり可愛い」と何か実感したように呟きました。

しばらく他愛ない話をしていたら、「結婚してるの?」って言われて、してないよって言ったら、しばらく考え込んで「あのね、実はね、あなたが結婚して子供がいる環境なら、ここには来ないように言わせようと思ったの」って悲しそうに笑ったので、どうして?私来るの嫌だった?って聞いたら、「違うわよ、孫が来るのは嬉しい、嬉しいけど孫が結婚していたって、ひこ孫が居ても私は何もしてやれない、こんな体じゃ何もしてあげられないばあさんに自分の子供を置いて会いに来てもいいことないからね、その子供が悲しむだけだから」って、祖母は俯いてしまいました、私は祖母は祖母なりに私を考えて、私に新しい環境が出来ていたらもう会わないにしよう、一生会えなくて死んでしまっても仕方ないと諦めていたみたいです。

なんですかね、人の思いにこんなに胸がいっぱいになったの久しぶりでした、15年という月日は長かったし色々父方の方には正直恨みしかありませんでした、が、全てが無かったには出来ないけど、やっぱりその気持ちが嬉しかった、何度も情けないおばあちゃんでごめんね、ごめんなさい、って、許すとか許さないじゃないけど、その気持ちがわかった今では胸に何か引っかかったものが取れたような気がしました。

最後までまとまりなくてすみません、ただ人間何にしても、言葉って大事なんだなって思いました。