更新日: 2016年10月22日
おばあちゃんへ
たくさんケンカしたね。同居の私は仕事で忙しい母に甘えられない寂しさをおばあちゃんにぶつけていたね。
そんな私のことを愛してくれていたことを、私はおばあちゃんが亡くなって初めて知りました。
あんなに元気でいつも綺麗にしていてパワフルに生きていたおばあちゃんが、膵臓癌で入院したことはまだ幼い私には理解したくないことだった。
私の成人式の晴れ着姿の写真を同じ部屋の人や看護師さんに自慢げに見せていたこと。公務員になって地元で安定した生活を送ることを願っていたこと。知らなかったよ。私が公務員の試験に合格する姿を、そして今の夫やひ孫の姿を見せたかったよ。
いや、きっとどこかで見てくれてると思ってる。いつも私のそばで見守ってくれていると思ってるよ。だから、どんなことがあっても私は頑張るよ。母を守っていくよ。だからいつも見守っていてください。気苦労ばかりの母を温かく守ってください。
いつかまた会いたいよ。おばあちゃん。