更新日: 2012年12月27日
9月に娘を出産しました。
妊娠7ヶ月の時、妊婦検診で胎児の異常が発見され大学病院を紹介されました。
詳しい検査をして、とても深刻な状況だということがわかりました。
お医者さんからは
「お母さん、妊娠7ヶ月だから産んでもらうしかないんだけれど、この子は諦めて下さい。
もし中絶が出来る時期にわかったなら、医師として中絶を薦めるくらい深刻です。
産まれてきても、自発呼吸は出来ないだろう。
長くは生きられないと思うので、出産後の事を…
その子の命が尽きるのを見守るのか、無理にでも延命治療をするのか…
ご主人と話し合っておいて下さい。」
と、言われました。
涙が溢れて止まりませんでした。
こんなにもお腹を元気に蹴ってくれているのに…
今、生きているのに諦めろだなんて。
それから出産までの三ヶ月間は、ただひたすら祈り続けました。
出産するのが怖いと思った日もありました。
このまま、お腹の中でずっと生きていて欲しいとさえ思いました。
そして、出産。
お医者さんから、色々と言われていましたが、娘は自分で呼吸をして産まれてきてくれました。
本当に奇跡だと、思いました。
出産後も相変わらず、お医者さんからは辛い宣告ばかりです。
でも、きっとこれ以上辛い事は言われないだろうと思うので、後は良いことばっかりだろうな、なんて思うのです。
未来の事は誰にもわかりません。
わからないから、不安で仕方がないけれど…
わからない未来を不安がって泣くよりも、生きて産まれてきてくれた娘と今をしっかり楽しもうと思います。
まだ三ヶ月ですが、娘はたくさんの事を教えてくれました。
これからもきっと、たくさんの事を教えてくれるのだろうと思います。
まだまだ頼りないお母さんだけれど、これからもよろしくね。
産まれてきてくれて、ありがとう。