更新日: 2013年10月12日
最後の笑顔
長い時間友達としてそばにいて
やっとやっと貴方の恋人になれました。
二人で映画をみて二人で夕飯を作り
日が上るまで語り明かした毎日。
今はもう霞みそうな思い出。
君に甘える私に
俺が突然居なくなったらどうすんの。
そう君はいったよね。
分かってたのかな?君は、、
あの日。早朝。
出かける君が行ってくるよ、と。
眠くて仕方ない私は布団にくるまったまま
いってらっしゃいって言った。
眠そうな私に君はクスクス笑って
昼には帰るからと私の頭を撫でた。
それが最後になると、分かっていたら
私は起きて貴方の最後の笑顔を
目に焼き付けて二度と忘れたりしなかった。
背中を向けた貴方に抱きついて
お昼は何が食べたい?と聞いていたら
きっとあんなことにならなかった。
きみと友達でいた三年間
きみと恋人でいた五年間
君がいなくなって二年間
ずっとずっと君が好きです。
どうか願いが叶うなら
私は貴方の最後の笑顔が見たかった。
さようなら、大好きだった君。
天国でもう一度会いましょう。