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更新日: 2012年12月2日

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私の子供時代は
本当にみじめな毎日だった。
借金、浮気、暴力全てを
揃えた父に怯えながら
母に「あんたさえおらんければ…」
と泣きながらすがられ、
二人の兄達にも「お前のせいで…」
となじられ過ごす毎日…
学校でも虐めを受けて
上履きや机が無くなることも
当たり前で…
何度か自殺未遂をしてみたけど
死ねなくて…
両親が離婚してからも
母とはやっぱり上手くいかなくて
苦しくて苦しくて
そのうち自分を苦しめること
全部を憎むようになった。
よくゆう不良になって
母と言い合いになる度に
「だったら殺してくれればいい!」
と言い続けた。
自分は独りで生きていけるんだ
って思い込んで
16歳で家を出て働き出した。
世間は思った以上に厳しくて
拒食症になり体調を崩して
ガリガリに痩せても
母を頼ったりなんかしなかった。
18歳の時、過労で倒れて
病院に運ばれたら癌だって
言われた。
まだ初期だから今のうちに
治療をすればすぐに良くなるけど
このままにしておけば
身体が弱ってるから
進行が早いだろうって…
朦朧とする意識の中で
お医者さんが母と話してた。
母はやっぱり私にすがって
泣いていた。
ただいつもと違ったのは
「こんなになるまで
追い詰めてごめん。」
そう言って母は自分を責めていた。
一時退院をして実家に帰ると
晩御飯には私の好きな物だけが
並んでいた。
母は私になにも聞かず、
ただ一言「おかえり」と
言ってくれた。
母の気持ちなんか
考えもしなかった最低な娘に…