更新日: 2012年12月16日
2年付き合っていた彼と12月に結婚式を挙げました。
その後すぐに妊娠発覚。私の父は大変喜んでくれました。
しかし結婚式を挙げた2ヶ月後父が肺癌になりました。
進行が早く手術はもう出来ない状態でした。
それでも父は少しでも長く生きたいと抗がん剤治療を頑張りました。
半年ほど経った時に孫が産まれ、抗がん剤で運転するのも大変な父が病院に駆けつけてくれました。体力に自信のあった父でしたがだんだん弱っていくのをただ見ているだけしかできなくとても悲しくなりました。
せめてもの思い出と孫に手紙を書いてくれました。『おじいちゃんは君の成長を見ることが出来ないけれど今の君がいるだけでおじいちゃんは幸せです』と…
その2ヶ月後、母と息子がお見舞いに来たすぐに父は息を引き取りました。息子が7ヶ月の時でした。
看護婦さんには『今の毎日の幸せは孫が毎日来てくれること』そう、いっていたそうです。
父の遺影は12月に結婚した時の写真を使いました。なんかおかしな感じもするけれど病気になる前に撮影したものすごく幸せそうな父だったからです。
これから私は息子の成長を見ていくことができ、息子に触れることも喋ることもできる、けど父は触れることも一緒に喋ることももうできない。
でも天国から私たちを見守ってくれていると思うととても強い気持ちになれるのです。