更新日: 2012年11月4日
11歳のとき両親が離婚した。
パパについて行きたかったけど「姉妹は離れちゃダメだ」って言われて妹2人と共にママの元に。
その直ぐあとにママが男を連れてきた。
子供ながらに「危ない人」って直ぐわかった。
だけどママのヒステリックを引き起こしたくなかったし怒られたくなかった。だから、男が居座ってもニコニコするしかなかった。
そして、虐待が始まった。
当日まだ2歳前の妹がお尻を叩かれ過ぎて血が出てた。「ママ!ママ!」泣き叫ぶ声が今でも消えない。あたしは動けなかった。
ママも動かなかった。
9歳の妹は震えながら泣いていた。
虐待はエスカレートしていった。
何度も死のうと思った。
だけど、妹たちを守れるのは私だけだった。
14歳の9月、妹を連れ遊びに行った帰り道、男から留守電が入ってた 「帰ってくるな。お前等が居ると幸せになれない。」と。
私は直ぐ電話して謝った。だって、まだ14歳の餓鬼が2歳児を育てる事は出来ないから。
でも、その電話でも同じ事を言われた。そのとき私の中の何かが弾けた。
近くの区役所に助けを求めようと思った。でも「パパなら助けてくれるかも…」期待を込めて電話した。
仕事を中断し直ぐにパパが駆けつけ、パパが前々から不信に思い児童相談所に相談をしておいてくれたおかげで直ぐに児相が動いた。裁判を起こしママと男から親権を奪い、施設にも入った。
それから8年…
私は高校を卒業し、成人を迎え、近々結婚をする予定です。そして来年の梅雨には親になります。
今、思うのはあの時自ら命を絶たなくて良かった。
どんなに辛く苦しく終わりの無い闇に思えても、必ず光は見えてくる。
そして望み見ようとすれば、幾つもの助けの腕が伸ばされる。
今の私は幸せです。