更新日: 2013年1月13日
十年前。中学一年生だった私は剣道部に所属していた。
小学校から剣道を始め、楽しい!中学に行ったら全国まで行きたい‼そう夢を持ちながら練習を続け、部活に入った。
でも実際は違った。
先輩や顧問からのイジメ・体罰により胃腸炎で登校拒否をしていた。
昔から体罰などにより問題が多い部活だったようで、今まで描いた夢、希望、努力がたった半年でついえた。この日から人を信じる事をやめた。
半年後、中学を転校した。
今度はクラスからのイジメが絶えなく、泣いてばかりでクラスの連中、挙句の果てには家族も信用できなかった。
何のために生きているのかわからなくなっていた。
目標も無いままいい加減に決めた高校に入学。
部活紹介などで体育館に行くと、吹奏楽部が演奏しているのが目に止まった。
これが私の人生を左右するキッカケになった。
それまで音楽には興味無かったが、その時「音楽楽しい」と初めて思った。気持ちが少しづつ明るくなっていくのを感じた。
不思議と音楽をやりたいと思ったのと同時に、もし自分と同じような経験をしている人がいたら音楽で助けられるのではないか?と思い迷わず入部。
最初は慣れない楽譜・楽器に苦戦していたけど、吹けるようになると楽しいし、演奏を聞いてくれた人の笑顔を見るのが好きだった。
そんな私は社会人一年生。
今でも市民吹奏楽団で学生の時と変わらない想いで音楽を続けています。
仕事や対人関係では上手く行ってない。むしろ今まで以上に辛く悩んでる。
でも音楽で知り合った仲間や演奏を盛り上げてくれるお客さんのお陰で普段の生活でも頑張れています。
まだまだ一人前ではありませんが、
1人でも多くの人に笑顔と勇気を与えられるように頑張っていきます。