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更新日: 2013年1月14日

heal

私が小学二年生の時、両親は離婚しました。母と父どちらについていくか。まだ幼い私は離婚という意味を理解していなかった。また会える。そう信じて母を選んだ。「パパもママも大好きだよ。」そう言った。

それから別々の生活が始まった。パパに会いたくて何回会いに言ったかな。すごく痩せてた。パパは目に涙を溜めてギュッて。学校であったことたくさんしゃべった。また来るねってバイバイした。それが最後になるとは知らず。次会いに言ったときはもう誰も居なかった。悲しくて泣いた。辛かった。「パパどこに行ったの?」母は何も言わなかった。月日が経ち母は再婚、転校。

友達はできた。でもこの頃から何かが変わっていった。悪いことばかりした。警察沙汰になりそうなこともあった。学校に母が呼び出され先生と3人話すこともしょっちゅう。今思えば辛かったんだろうと思う。

中学になり、悪いことはしなくなった。気持ちもラクになった。高校、短大と進学。成人式が過ぎた頃母がパパと電話していた。久しぶりすぎて何を話したらいいか分からなかった。でもパパの声聞いて落ち着いてる自分がいた。久しぶりに会おうってなった。また連絡するって。でももう四年。また捨てられた。そう思った。
父が再婚しているのは知っていた。

その頃母から、パパは再婚したけど子供はいないことになってると聞いた。
パパの決断は苦しかったはず。
私が母になって四年。まだまだ未熟だけど家族ってどんなものか、大変なこともあるけれど幸せな生活を送っています。
パパがいなければ私は居ない。
いつか会えることが許されるなら会いたいよ。パパに会いたい。

そして子供たちに私と同じ思いをさせないと誓うよ。