更新日: 2013年1月19日
去年の年末、ばあちゃんがいってたおはなし。
去年の夏に、ばあちゃんちで飼ってた犬が死んじゃったんだけど、ちなみにちゃろって名前なんだけど、最近、ちゃろが眠ってるペット霊園で、元飼い主さん達があつまって死んじゃったペットをお見送りする意味もこめて風船をひとつずつあげたんだって
『ちゃろみたいな真っ白な風船でねー、みんな一斉にとばしたのに、みんなの風船のなかでちゃろの風船だけ一番遅かったの。
だけどねーしばらくしたら追いかけるように他の風船追い越して一番先に空に昇っていっちゃったの。
不思議なんだけどね、まるで生きてたころのちゃろみたいでね、おばあちゃん涙がでてきたよー』
ちゃろはお年寄りで、病気ももっていたから、普段は動きが遅かったの。ご飯を食べるのもゆっくりだった。
だけどね、散歩が大好きだから玄関をでたら、『はやくはやく』って病気が嘘かのように真っ先に駆け出すの。
それを見てたばあちゃんはいつも笑ってた。
ちゃろ、最後の最後にちゃろに会えてね、おばあちゃんすごく嬉しかったって言ってたよ