更新日: 2012年11月15日
ある日、同じ職場の人に「お母さんの作る弁当はいつも同じで嫌なんだよ。
たまには違うの作れよ。って息子に言われちゃったの。何か簡単に作れるおかずありませんか?」と相談を受け、私もそんな事があったなぁ。とふと、思い出し投稿させていただきました。
私の母はあまり料理が得意ではありませんでした。
母の作るお弁当はあまり見栄えがよくないもので当時の私はお弁当の日が憂鬱で仕方ありませんでした。
お腹が空かなかった。などと嘘をつき、食べないで持って 帰った日もありました。
そしてある日、母親と喧嘩した時に「お母さんの作るお弁当をみんなの前で食べるのが恥ずかしい。」と口にしてしまいました。
その時は怒ってた母ですがそれから数日、母の部屋から大量の料理本を見つけました。
あれから料理を勉強してたのです。私のお弁当生活の間はやはり、あまり料理は上手ではありませんでしたが、一生懸命作ってくれたんだ、と思うとあんなに嫌だった母のお弁当が毎日の楽しみになりました。
そして、妹や弟のお弁当を作る頃にはもう完璧に!笑。いつの間にか飾り切りなんてしちゃう腕前にまでなってました。
あれから6年、幼い頃から料理が好きだった私は栄養士になって時々、実家に帰っては家族に手料理を作っています。簡単な献立を教えたり。家族の美味しそうに食べてくれる笑顔を見るのがとても嬉しいです。一番下の妹はまだ高校生。あの頃から、変わらず母は毎日5時起きでお弁当を作っています。
自分が大人になり働き出し、毎日5時起きでお弁当を作る生活になると、なかなか大変なものだなと実感。
でも、母は仕事をしてる中、寝坊もせず1日もかかさず手作りのお弁当を作ってくれたのです。
母親なら当たり前。と思う事かもしれませんが、なかなか出来る事ではないと思います。今は離れて生活してますがいつも娘を思って届く優しいメール。これから今まで以上に家族に栄養たっぷりの食事を作ってあげたいなと思いました。