更新日: 2013年5月7日
あなたの気持ちに応えることができないから
あなたのことを傷つけるから
俺たちはたった1本の電話で別れることとなった
連絡をマメにとるのが苦手だというあいつ、メールの返信はいつも遅くて
たまに返ってこなかったりして
それでもあいつは毎朝仕事が始まる前に必ずおはようのメールをくれたのに
それだけで嬉しかったのに
もっと連絡取り合いたいってわがまま言う俺
そういうのプレッシャーだったのかなあ
お互い仕事の時間もずれていて中々あえなくて
それでも
一緒にいる時はいつも手をつないで
いっぱいキスして
好きだっていいあってたのに
もっとメールしたい
もっと電話したい
もっと会いたい
そう言うのはいつも俺だけで
次の日仕事があるからって
友人の付き合いがあるからって
俺だけに時間を使えるわけじゃないからって
おとなのあいつ
それでも
好きだよって言ってくれる
さみしいと思うこともいっぱいあったけど、それがすっごく嬉しくて
幸せだった
なのにある日
俺の気持ちに応えられないから
俺のことを傷つけるから
別れたい
俺のためなら別れたくない
今のままでいいから別れたくない
今のままでも幸せだよ
でもあいつは
俺にそういう思いをさせてることが
つらいって
こうして俺達は別れることにした
ショックだった
つらいのは俺だけじゃなかった
知らない内にあいつにつらい思いをさせていた俺
自分の気持ちばっか押し出して
あいつのこと理解してあげられなくて
あいつのことはほんとに好きだったけどそれは愛じゃなかったみたい
ほんとガキだなって思った
いつかもっと大人になってあいつを愛したい