更新日: 2012年11月2日
16歳になる年のこと。
私立の中高一貫校を辞め、高いお金を払わせて通ったファッションデザイナーの高校。
自由すぎる校風に、流されやすいわたしは5月には不登校になり辞めた。
というよりも、友達とただ遊び歩いていた。
家にも帰らず。
母からの電話やメールも無視。
3つ下の妹までわたしのせいで両親がケンカをする故に苦しませた。
ずっとずっとうざいと思っていた。
久しぶりに帰宅し、ケンカになったときは携帯を母親に投げた。
ちょうど母の腕にあたり、アザをつくった。
携帯は更に壁にぶつかり、その壁に穴をあけた。
少しずつ、少しずつ。
時の流れに乗り、大人になってきた21歳の秋。
当時付き合った彼と同棲するため、家を出る前夜、父と初めて飲んだ。
『あのとき、お前がずっと帰らなかったとき…お母さん、毎日終電が終わるまで駅でお前の帰りを待ってたんだよ』
涙が止まらなかった。
わたし何日帰らなかった?
何週間?
たまに帰ればケンカなのに。。、
それなのに毎日?
暑い日も寒い日も、毎日毎日終電が終わるまで…
反抗期から9年ちょっとが経ちました。
あの彼とは別れ、新しい彼と半同棲をする中、実家に近いマンションを選び、毎日メールをし、たまに電話で声を聞き、月に2回は会う家族。
今の自分があるのは、父や母、妹のおかげです。
本当にありがとう。
年々小さくなる両親に親孝行をしていきたいと願う24歳の終わり。