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更新日: 2012年11月7日

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子育て中のお母さん、お父さんへ。
これから親になる皆さんへ。

子育てって本当に大変。
想像していたよりずっと大変。
大変っていう言葉だけでは表しきれないくらい。

でもそんな大変さを忘れさせてくれるくらいの喜びがある。
この喜びも想像以上なんだよね。

そんな子育て。

人の人生を大きく左右してしまう大きな事。
可愛いからって、ただ可愛がることが果たして将来その子のためになるのかもう一度考えなくてはいけない。

私の父はとっても子供を可愛がる人。
父は幼い頃に父(私にとって祖父)を亡くし、祖母が女手1つで父たち兄弟を育てた。
食べることに不自由するほどではなかったそうだけど、たくさん我慢をしてきたんだって。
習い事や、行きたい、食べたい、やりたい、ほしい、、、そういったことを心の底へしまっていたと。
だから自分が親になる時は子供に色んなことをさせ、買って、食べさせてやりたいと思ったんだって。
そして第一子として私が生まれたもんだから、幼稚園の時には習い事を掛け持ちし、
日曜日以外は毎日忙しく通っていた。
そして色んなところへ連れてってもらったし、たくさん美味しいものを食べさせてもらった。
でも、おもちゃは買ってもらえなかった。
それは母が止めていたから。
「なんでも欲しいものを欲しいだけ与えるのは子供にとって良くないから」と。
父はそれでも内緒でお菓子を買ってくれたりしていた。
子供の私はお母さんの意地悪!いいじゃん、買ってくれるってパパが言ってるのに!って思ってた。

でも、今大人になってお母さんの教育がどれだけ正しかったかよく分かる。
もしあの時好き放題させてもらっていたら・・・・
私は自分勝手でワガママに育っていたに違いない。
自分の思い通りにならなきゃ癇癪を起こしだだろうし、
例えば彼氏と別れるなんてことになれば暴れたかもしれない。
幼い頃から我慢することも大切だと教わらなければ
大人になってから我慢というものを受け止めることは難しい。

今幼稚園や小学校では、みんな平等に、優劣をつけるなんて差別だ、と言って
演劇の主人公が1人じゃなくたくさんいたり、
運動会のかけっこで順位を決めないように最後の子が来るまで待ってみんなでテープ切ったり。
それは本当に正しい教育じゃないと思う。
だって勉強の時は優劣つけるでしょう?
それに社会に出たら競争社会なんだから。
負けた時に悔しさ、そして勝つための努力も幼い頃から経験すべきだと思う。
社会に出たとき、そして両親がいなくなったときでも
ちゃんと自分の足で歩いていける強い子に育てなきゃ生きていけない。
可愛いからって何でもしてあげることが果たして子供のためになるのか・・・

自己満足のために育ててるんじゃないし、子供は親を評価する対象になるために生まれたんじゃない。
自分の子供が一番じゃなきゃいけないわけじゃない。
人として、思いやりのある暖かい人に育ってくれたらそれでいい。
自分の子が一番可愛くて、一番賢くて、何でも一番・・・
一番心の優しい人になってくれたらそれでいいと思う。

もう一度子供の愛し方、可愛がり方を見直す必要が今の日本にはあるはず。
そしてここに集まってきた人のような心暖かい人たちで世界が満たされたらどんなに幸せな世の中になるんだろう・・・